
EXPO and the CR
2000年ハノーヴァー21世紀の為の新しい万博のコンセプトを提示する役目を荷なった、2000年のハノーヴァー万博は、次なる発展という観点では、転機の万博であったと言えよう。このことに関しては、掲げられたテーマ「人間─自然─技術」が象徴している。考え方は理論上、全く分かりやすいものだったが、各国の展示における解釈は全く持ってひどかった。主催者側の要求は、主にスカンジナビア諸国、オランダ、スイスなどごく一部の参加国のみが満たしたのみで、チェコ共和国を含むその他の国々は自国の歴史文化を紹介し、多かれ(例えばドイツ)少なかれ(例えばハンガリーなど)中道的な表現に終始した。このため、入場者の観点から可も不可も無い、たんなる「世界品評会」に成り下がってしまっていたと言えよう。しかし、この万博は観光フェアの感は否めず、各国は、見通しやテーマも無く、ただ闇雲に自国をできる限り良く紹介しようと努力していたのみであった。最後に触れておきたいのは、2000年万博は巨額な負債を抱えて終了したと言う事(「ゼロがうなる」利益の代わりに24億ドイツマルクの負債)、そして、入場者数がたったの1800万人(当初の見込みでは4000万人)であった事である。 出典:「万国博覧会─1851年ロンドン万博から2000年ハノーヴァー万博まで」ヤロスラフ・ハラダ氏、ミラン・フラヴィチュカ氏著、2000年LIBRI出版 |
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